Project Managementに役立つナレッジ

PM/PMOコンサルタントとして成長するために日々インプットしたことをアウトプットするブログです。

コミュニケーションのコツ

原因論と目的論

  • 悪いところをピンポイントで直すのが原因論原因論は主観。
  • ビジネスで原因論を使うとダメなところだけを指摘することになり、延々とダメ出し、所謂「詰める」「詰められる」状態になってしまう。(例 この報告書のP.3だけダメだな。直して。)
  • 目的論は客観。出来ているところを褒めて、ダメなところもそういうように出来ると良いと伝える。(例 この報告書のP.1とP.2はわかりやすいね。P.3も同じフォーマットになっているとわかりやすいから見直してくれる?)

■人は言われた言葉から想起される映像が行動に影響を与える

  • 「駆け込み乗車はおやめください」とアナウンスすると駆け込み乗車が増える。これは脳内に走って乗車すれば間に合う自分のイメージが浮かんで走ってしまう。
  • 「次の電車をお待ちください」とアナウンスすると脳内に次の電車まで待つイメージが浮かんで駆け込み乗車が減った。
  • 同じように「遅刻しないように→時間に余裕を持って」「準備しないと失敗するよ→準備すれば成功するよ」などポジティブな結果になるように言い換える。

■相手に向き合ってコミュニケーションする

  • メンバーが報告や相談に来た際にPCで作業をしながら話を聞く上司がいる。
  • もしちゃんと上司が話を聞いていたとしても、人は向き合ってコミュニケーションされないと聞いてもらえていないと感じる。
  • メラビアンの法則によると、人と人とのコミュニケーションにおいて、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%のウェイトで影響を与えると言われる。
  • ボディランゲージや振る舞い、明るい、優しいなどの印象が共感を生む。

コーチングのコツ

  • 相手に気持ち良く話してもらうことを意識する。
  • 発言は否定しない。その発言に納得出来なかったら、なぜそう思うのかを縦横に深堀りすることで新たな気づきが生まれることがある。
  • ちょっとした時間やすれ違い様に「この間はありがとうございました」「先日○○さんが助かりましたと言われていました」などの声をかける。
  • 自分の発言、行動により、相手が前向きにやる気になるだろうかと考えることが重要。(叱責や悪い噂話などはネガティブな結果を生むことが多い)
  • 相手から聞きたい情報があれば、自分からその情報を開示する。(部下が失敗したときには、自分も失敗している、過去に失敗したという話を先にする)

■リーダーはハッピーであること

  • リーダーが辛いと、メンバーはリーダーを目指さなくなる。
  • リーダーがハッピーだと、メンバーはリーダーを目指したいと思える。
  • 長い目で見れば組織、会社を強く、生産性を高める。