キリの良い数字
■人はキリの良い数字を好む
- 人は19.7%やなどキリの悪い数字を見ると20%にしたくなる。
- これは覚えやすいし計算しやすく単純化することを好むため。
- 一方、スーパーなどでは999円など桁が変わらないギリギリの価格設定の方が売れやすいと言われている。
- 複数のバイアスが複合する場合は実験して検証してみる方が良い。
- 「自分にとって得になる場合を除く」と、人はキリの良い数字を好む、とも言える。
■プロジェクトマネジメントへの応用
- 数字を丸めることがプロジェクトにとってプラスになる場合はキリの良い数字で見せる。(予算削減のため、フェーズ1のスコープを104件を限度に減らしましょう、ではなく分かりやすく100件を限度にと言うなど)
- マイナスになる場合はキリの良い数字で見せる。(4.8%のコスト削減、より2,000万円のコスト削減とするなど。丸めると0.2%さらにコスト削減が必要になってしまう。)