Project Managementに役立つナレッジ

PM/PMOコンサルタントとして成長するために日々インプットしたことをアウトプットするブログです。

2022-01-01から1年間の記事一覧

Pros/Cons分析

■Pros/Cons分析とは いわゆるメリット・デメリットのこと。 ProsとConsは表裏一体になることが多い。 分析後に自動的に結論が出る訳ではなく、整理したProsとConsを見て自分が大事にしていることや組織の方向性(コスト削減が最重要など)と照らして意思決定…

機長症候群

■機長症候群とは 機長症候群とは、優秀なリーダーに反論できずにメンバーが議論や反論を止めてしまった結果、組織にとって好ましくない結果を招くことを指す。 名前の通り飛行機の機長に成功実績と権威があったため、副操縦士が自らの思考を止めて、機長に従…

問題解決

■問題とは 売り上げが5%落ちた、という事象は問題ではない。 あるべき姿(ToBe)と現状(As-Is)とのギャップが問題。 目標が売り上げ20%アップだったときに15%のギャップがあることが解決すべき問題である。 ■問題解決のステップ 4つのステップで考える。 W…

ジャムの法則

■ジャムの法則とは ジャムの法則とは、検討できる選択肢が増えると逆に選択が難しくなるという法則のこと。 スーパーマーケットの売り場でジャムの種類を6種類と24種類置くと、6種類の方が売れ行きが良いという事例がある。 居酒屋の「日替わり定食」も選択…

説得の3層構造

■説得の3層構造とは 人は感情の生き物であり正論だけでは納得しない。 説得するためには相手の「感情」に配慮し、「規範(大義・価値観)」や互いの「利得(利害)」について順を追って、論理的に説明する必要がある。 相手の気持ちに共感して理解して、それ…

アンカリング

■アンカリングとは アンカリングとは認知バイアスの一種であり、先行する何らかの数値(アンカー)によって後の数値の判断が歪められ、判断された数値がアンカーに近づく傾向のこと。 ■アンカリングの例 Amazonで50%オフなんてお得!(いつも50%オフの金額か…

生存バイアス

■生存バイアスとは 生存バイアスとは、何らかの選択過程を通過した人・物・事のみを基準として判断を行い、その結果には該当しない人・物・事が見えなくなることである。選択バイアスの一種。 ビジネス、スポーツで成功した人の裏には、失敗した人が山のよう…

現状維持バイアス

■現状維持バイアスとは 現状維持バイアスとは、未知のものや変化を受け入れず、現状維持を望む心理作用。 現状維持バイアスとは、心理学や行動経済学での認知バイアスのひとつ。 未知のものや変化を受け入れると、現状の安定した状態を「損失」するリスクが…

長所を活かしたチームビルディング

■長所を伸ばすと結果的に短所も改善する 長所を伸ばして仕事の難易度が上がると自分のダメなところがわかる。短所を改善することでさらに長所が伸びる。 短所だけにフォーカスして改善しようとしても楽しくないし成果には繋がりづらい。 ピータードラッカー…

帰属の誤り

■帰属の誤りとは 帰属の誤りは帰属バイアスの一種であり、個人の行動を説明するにあたって、気質的または個性的な面を重視しすぎて、状況的な面を軽視しすぎる傾向を言う。 自分が成功したら『頑張った結果』、他人が成功したら『運が良かった』とか、好きな…

ポータブルスキル

■ポータブルスキルとは 「ポータブルスキル」とは、職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキルのこと。 思考力やコミュニケーション力は仕事が変わっても変わらず活用できる。 ■プロジェクトマネジメントへの応用 PM/PM…

ご機嫌でいること

■リーダー、マネージャーの機嫌の影響 リーダー、マネージャーが機嫌が悪いと周りに伝播する。 周りに重たい空気を与えて、みんなの心を蝕んでいく。 意識した方が良いことを5つ。 1人になって感情を吐き出す。 解決策に目を向ける。(問題に目を向けてイラ…

キリの良い数字

■人はキリの良い数字を好む 人は19.7%やなどキリの悪い数字を見ると20%にしたくなる。 これは覚えやすいし計算しやすく単純化することを好むため。 一方、スーパーなどでは999円など桁が変わらないギリギリの価格設定の方が売れやすいと言われている。 複数…

意見を言いやすい職場を作る

■意見を言いやすい職場を作るには 若手やメンバーが自発的に意見を言うことはハードルが高い。 マネージャーやリーダーが意識した方が良いことが3点。 いつでも意見を言っていいということを伝え続ける。 意見を言う仕組みを作る。(全員毎月2回は改善点を挙…

ゼロベース思考

■ゼロベース思考とは 前提や常識を疑い、ゼロから物事を考えること。 一方、すべてをゼロから考え直していたら時間がいくらあっても足りず生産性が上がらない。 その前提や常識を取り除くと、どのようなメリット、デメリットがあるのか、顧客・自社にどのよ…

新しい技術やトレンドへの接し方

■新しい技術やトレンドへの接し方 新しい技術やトレンドが出てくると安易に乗って大失敗したり、儲け話に騙されたりすることもある。 最近ではDX、Web3、メタバースやNFTなどがバズワードになっていてウチも何かやらなければと考える組織が多い。 背後にある…

ジョブクラフティング

■ジョブクラフティングとは 働く人が主体的に自分の仕事を自ら変化(クラフティング)をして、やらされ仕事や退屈な仕事をやりがいのあるものに変えていくこと。 3つの観点で仕事を見直してみると良い。 タスク(仕事のやり方を工夫する、価値を増やすべく新…

説明と再現性

■科学には説明と再現性が求められる 科学の研究で求められる要件の1つに「説明できること」と「再現性があること」がある。 物理学などは前提を合わせれば再現性が高い。 最近は、人の営みである経営学や心理学にも説明が出来て再現性のあるフレームワークを…

アンカリング

■アンカリングとは アンカーとは船のイカリのこと。 認知バイアスの一種であり、先行する何らかの数値によって後の数値の判断が歪められ、判断された数値がアンカーに近づく傾向のこと。 ■プロジェクトマネジメントへの応用 タスクを受ける時には緊急性×重要…

アナロジー

■アナロジーとは 似ていることを根拠にして違う物事を推し量ること。 ビジネスで有名な事例はカミソリのからのアナロジーでプリンターのビジネスモデルを作り上げたこと。 カミソリは、本体(イニシャル)ではなく替え刃(ランニング)で稼ぐ。 ここからのア…

仕事が早い人

■仕事が早い人とは 作業そのものが早いということよりも、そのタスクに着手するタイミングが早いと考えられる 期限が1週間後で5分で終わるアンケートが来た場合はその場で着手して終わらせる方が良い。 ■早く仕事に着手するメリット 脳に負担をかけない(あ…

限界に限界はない

■限界とは 限界とは「その時の自分」が設定したもの 常に進化している人の限界に限界はない ■プロジェクトマネジメントへの応用 プロジェクトの炎上時など困難な場面でも諦めて思考停止に陥ら考え抜く。 その経験が同じような場面への対応力を高め、さらに困…

フレーミング

■フレーミングとは 認知心理学や社会心理学において、枠付けをすることでものの見方を特定の方向に誘導すること。 同じ状況でも、コップに水が半分も入っていると表現するのか、半分しか入っていないと表現するのかによって印象が変わる。 ■プロジェクトマネ…