プロティアンキャリア
■プロティアンキャリアとは
- 同じ仕事を与えられても、ただそれをこなす人と、自らの夢や成長の糧になるはずと前向きに取り組める人がいる。
- プロティアンキャリア人材とは、個人主導、変幻自在、心理的成功、関係性の重視の4つを持つと定義されている。
■伝統的なキャリアとプロティアン・キャリアの比較
- 環境変化:環境変化は前提ではない→環境変化することが前提
- 主体:組織→個人
- 価値観:昇進、権力→自由、成長
- 重要なパフォーマンス:地位、給料→心理的成功
- 重要な態度:組織コミットメント→仕事の満足感、専門性へのコミット
- 重要なアイデンティティ:私は何をすべきか(Must)→自分は何がしたいのか
- 重要な適用性:組織で生き残ることができるか→自分の市場価値
■キャリア戦略の策定
- 経営戦略と同様にキャリア戦略を立てて行動していく。
- 人生理念・ビジョン
- SWOT分析
- キャリア資本戦略策定(攻め:強み×機会 守り:弱み×脅威)
■プロジェクトマネジメントへの応用
- 変化が速い現代では大小さまざまなプロジェクトが立ち上がり、企業内外とのリソースがプロジェクトチームとなり活動している。
- 1つの組織に属している人だけで仕事ができる時代ではなく、個人のキャリアも組織に依存するのではなく市場価値で考えることが重要。
- プロジェクトチームを組成する際も、プロジェクトの成功に必要なリソースの定義を明確に行い、社内に存在しない場合は積極的に外部のリソースを登用する。
- これにより、組織の多様性が増し、透明性をもったプロジェクト運営および真に価値のあるプロダクトを社会に提供する力が強くなると考える。