説得の3層構造
■説得の3層構造とは
- 人は感情の生き物であり正論だけでは納得しない。
- 説得するためには相手の「感情」に配慮し、「規範(大義・価値観)」や互いの「利得(利害)」について順を追って、論理的に説明する必要がある。
- 相手の気持ちに共感して理解して、それでも正しいことやメリットがあることを説明することで納得してもらいやすくなる。
■プロジェクトマネジメントへの応用
- あるチーム(チームAとする)のタスクが遅れたことで、予定通りタスクを実施していたチームBにタスクの一部を移管したい、という場面がある。
- マネジメントから見ると足し引きゼロのため合理的に見えるがチームBからすると納得できない。
- 判断を一方的に押し付けるのではなく、チームBのリーダーに対して納得できない気持ちは痛いほど分かること、それでもプロジェクトを成功させたいので協力して欲しいこと、チームBが頑張ってくれたことはマネジメントレベルにも伝えることが、などを話し協力してもらう。
- テクニックの前に、人として当たり前に行うべき配慮でもある。