クリティカルシンキング
■クリティカルシンキングとは
- クリティカルシンキングとは、経験や直感だけに頼らずに、客観的な視点で分析し、論理的・構造的に思考し、問題を解決する力。
- 客観的な視点で考えた内容を周囲の人に納得感のある形で伝える力。
- これにより、計画立案や問題解決そして意思決定の基盤・技術を築くことができる。
■ロジカルシンキングとの違い
- ロジカルシンキングは論理的に物事を構造化して考えること。「前提」から結論を出すなど論理的に正しく考える力。
- クリティカルシンキングは「前提」を疑うこと。
- 例えば「ウチのメイン顧客層の高齢者が電子クーポンを使ってくれない(事象)のは、高齢者はスマホが使えないからだ(思考の前提)、よってクーポンは紙で配った方が良い(結論)」は論理的には正しい。
- しかし、「そもそもクーポンの内容が高齢者にとって魅力がないのでは?」「高齢者の定義は?スマホでPayPayを使っている高齢者もかなりいる印象だけど本当にその前提はファクトなの?」という批判的な思考(クリティカルシンキング)をすることで本当に解くべきイシューを発見できる可能性がある。
■プロジェクトへの応用
- 問題が発生すると何が課題でどうすれば解決できるのかを思考することに集中してしまう。
- プロジェクトの目的に立ち返って、本当に解決すべき課題なのかから冷静に考える。
- プロジェクトの目的とは関係ないのであれば、然るべき部門や他のプロジェクトに引き続ぐことが解決策になる場合もある。