価値のある分析
■分析とは
- ある「問い」に対して、「分解」して、「比較」して、「差を抽出」して、意味のある「解釈」をすること。
- ただ差があることを報告しても価値はない。だから何が言えるのかという示唆(解釈)を出すことが重要。
- 分析は『What(イシューは何か?)→Where(どこが悪い?)→Why(どうして悪い?)→How(で、どうする?)』の4つのプロセスで行う。
- お医者さんも「お腹が痛い(What)→原因のあたりをつける、症状、昨日食べたもの、ストレス(Where)→昨日食べた牡蠣(Why)→食あたりに効く薬を1週間飲む(How)」というように分析してアクションを導いている。
- 差が生まれるような「筋の良い切り口」を考え見つけることが重要。
切り口で分解して、比較することで、差を抽出することで、それから言える示唆、アクションを導くことが出来る。
■Excelで分析する
- Excelのピボットテーブルを使えばクラス集計ができる。
- Excel2016以降であればExcelのアドインである「Power Pivot」を使えば複数のデータソースをインプットとして分析ができる。
- トリガー機能を使えば元データを更新することなく自由に計算した列を定義できる。
■プロジェクトマネジメントへの応用
- プロジェクトの進捗状況は「計画」と「実績」を比較して可視化する。
- 差に着目して「機能」や「チーム」などに分解してどこに原因があるかを調べる。
- なぜ遅延が起きているのか、どうすれば解消しそうかを課題管理表もインプットに仮説を立てる。
- 該当のチームリーダーにヒアリング・仮説をぶつけて一緒に解決に向けたアクションを立てる。